オレとウイポの十何年

ウイニングポストが好き。
初めてプレイしたのはSFCのWP1だった。ウイニングチケットのダービーを見て競馬にハマっただけに、ウイニングという冠のこのゲームはダビスタよりも魅力的だった。ダビスタをやり込んだ時期もあったが、どうしてもウイポの方が好きだった。
WP1は競馬始めたて、歴史もレースも知らない中学生には少し難しかった。ダンシングブレーヴマックスビューティも知らなかったが、その配合の仔がやたら強かったので2頭とも強いんだな、とか訳のわからない解釈をしつつ、徐々に競馬を覚えていった。初めて凱旋門勝った時は本当に嬉しかった。凱旋門賞のファンファーレは名曲。チェリーバトルやファーストサフィ、アイアンキングなどが懐かしい。何度やってもサードステージよりユーエスエスケープの方が強かったのも印象的。やはり最も思い出深い作品。

次にプレイしたのはSFCのWP2。確かプログラムなんとかだった。今でも根強く支持されるこの作品は、30年(だっけ?)という決まったプレイ期間、登場するスターホースも決まっているという異色の作品で賛否両論。オレも当時はそんなになじめなかった。ただ、自分のプレイよりもある意味主役のサードステージとアンビリーバブルの血を紡ぐドラマを楽しむというプレイスタイル、その素晴らしい出来に当時気付かなかっただけで、もう一度やりたいと思っている。オグリ⇒ダークレジェンド⇒アトミックフェザーのラインとかも好き。
その次はSSのWP3。これもプログラムなんとかだったか。最初に1頭の種牡馬を選び、その馬の系統確立を目指す、というもの。何を血迷ったかエリシオとか選んでしまい、愛着もないこの馬の系統確立を目指してプレイした。結局系統は出来ず、その後もプレイし続けたものの、なんとなくハマれないまま終わった。やり直す気にはならなかった。

続いてはPS版WP4。このシリーズから、これといった目標がなくなった気がする。一方で配合理論は複雑化し、つられるようにオレも血統マニアになっていった。海外レースが充実し、馬に合った進路が取りやすくなった。学生だったこともあり、かなりやった覚えがある。操作性が最悪だったなそういや。

次はPC版WP5。初めて本流のPC版に手を出した。5は割と評判のいいシリーズで、結構期待していた。…でもダメだった。サードステージがいない。なんか知らないSHがやたら強い。とても馴染めなかった。すぐやめた。ここで初めてオレのなかでウイニングポスト=サードステージなんだな、と気付いた。

5でがっかりしたのでまた4を買ってきた。PS2版WP4MAXなんとか。やはり4は面白かった。サードステージもちゃんといる(弱いけど)。PS2になって処理も速くなり快適。GIジョッキー2と平行してずっとやってた。

で、PS2のWP5をスルーして購入したのがWP6MAX2004。文句なしに素晴らしい出来だった。ここで完成をみた配合理論、強すぎるサードステージ。完璧。完成度が高すぎて、オレの中でこの作品を超えるシリーズはもう出ないんじゃないかと思った。まぁアグネスデジタルテイエムオペラオーが強すぎるのがアレだが。選べる馬主タイプもよかったし、アルゴリズムもよかった。いやマジで一番おすすめ出来る作品。同じころにダビスタが出たのでこちらもプレイしたが、全然面白くなかった(あくまで個人的見解)

次に出会ったウイニングポストはゲームではなかった。回胴式遊技機パチスロウイニングポスト。友人から勧められて打ってみたが、第一印象最悪だった。ちっとも期待出来ないリプ3連、ウイニングキャップ、ウイニングテイオー、ウイニンググルーヴ、オープニングポスト。GIラッシュは良かったが、他の要素がイタすぎて我慢ならない出来だった。なんかもっと面白くできそうなのに、と思うと残念な機種だった。

で、最後。現在プレイ中のPS2版WP7MAX2006。もともとPCでネット常時接続オンリーというふざけたソフトだったので、PS2は出ないんじゃないかと思っていたんだが、無印が発売された。無印は前詰まりがひどいのがKOEIクオリティだし、システムに抵抗もあったので見送っていた。でもやっぱりやりたくなったので先週買ってきた。史実期間は賛否両論あると思う。オレ的には全然アリ。いや実は最初に抵抗あったのは史実期間だったんだが、これはこれでアリ。史実馬を買わないとか、自分で制限をつければどうにでもなるし、遊びも広がる。思っていたより遊べる。まぁまだそんなにやってないんで、こんな感想になる。悩むくらいなら買うべきだと思う。


ウイニングポストが大好きだ。
サードステージがいなくなる作品まで、ずっと続けて行くことだろう。