スプリンターズＳ予想

秋GI開幕。難しいレース。精彩を欠いている昨年の覇者、頼りない春のスプリントキング、中山苦手の短距離女王、未知の外国馬たち…。軸にするには頼りない馬が揃ってしまったなぁ。外国馬に人気が集まっているレースは割と堅い決着が多い気がする最近の日本競馬だが、さて今回はどうなることか。

函館ＳＳの豪脚が鮮烈だったビーナスラインを本来なら軸にしたかったのだが、またもや最内。鞍上の秋山も、小回りコースなら信頼出来るが中山でGIとなると不安がある。押さえまで。
なぜか前売り単勝10倍きってるレザーク。全然知らないんすけどこの馬。持ちタイムも良くないし、とても買えない。
無冠の短距離女王シーイズトウショウ。前走はこれまでの彼女のキャリアの中でベストと言っていいレースだった。ただ、それだけに前走を上回る出来に仕上がっているとは考えがたい。中山も苦手、夏は使い詰め、うーん良くて押さえ、出来れば消したい。
オレハマッテルゼはそもそも実力自体が疑わしい。バッサリ。鞍上も馬も左周り向き。
外国馬の中で最も低人気のベンバウン。まぁよく知らないんだが、色んな地域を転々としてそれなりに結果を出しているようだ。早い時計には対応出来てるし、怖い存在だと思う。買わないけど。
タマモホットプレイは誰もが認める末脚を持っている。いや、秘めている。元々御するのが難しい馬なのだろう、嵌まればすごいが嵌まらない。最近はギアが入った時には既に大勢は決している、の繰り返し。ギアがボロくなったのではなく、ドライバーの問題な気がするのだが如何か。追える騎手を乗せてみよ。もちろん今回は消し。
新鋭シンボリエスケープ。安定した成績を残していていかにも穴人気しそうな馬だが、残念ながらハイペースの時計勝負に対応出来る裏付けがない。父サクラバクシンオーというのも不安要素。シーイズもそうだが、バクシンオー産駒は中山、阪神などの急坂コースに強くない。全然駄目というわけではないが、強調材料もない馬にマイナス材料があれば差し引きはマイナス。消し。…やや強引か。
前売１番人気のテイクオーバーターゲット。前走で日本の芝に対応してみせ、今回は斤量-2kg。まぁそこを買われての１番人気だろうが、決して抜けて強い馬ではない。何しろシーイズトウショウにあれだけちぎられた馬。まぁメンバー的に勝ってもおかしくはないが、負けても不思議ではない。去年のサイレントウィットネスとは違う。軸としては頼りない。
メンバーが余りにも低レベルだから、今季絶不調でも人気になってしまった昨年の覇者。まぁ気持ちはわかる。昨年の優勝馬が昨年より遥かにレベルが落ちるメンバーを相手にしたら…勝って当然かもなぁ。ただ、今年のウィットネスと去年のウィットネスは別の馬だと思ったほうがいいんじゃないか。そう考えると楽に切れる。まぁ実はさっきまで買うつもりだったんだけど。
右周りシンスケクン。外枠からハナを奪える馬ではないと思うが、そこは後藤。無理矢理にでも奪いにいくだろう。ボーラーはもはや同型ではないが、問題はお隣りのサイレントウィットネス。この馬も逃げではなくても前で競馬したい馬。わざわざ下げてシンスケを行かせたりはしないんじゃなかろうか。前走やアーリントンでは楽に行かせてもらったが、今回は恐らくそうはいかない。番手でも折り合えばそれなりの競馬は出来る器用さはある馬だと思うが、後藤はそんな器用じゃないよね。消しかな。
キーンランドＣでシーイズトウショウ、ビーナスラインを押さえて優勝したチアフルスマイル。別路線からスプリントに転向してあっさり勝ってしまったことで、スプリントの低いレベルを改めて実感した。まぁ最内じゃなけりゃビーナスラインが抜けてたと思うけど。で、今回も最内に入ってしまったビーナスラインを尻目に、競馬しやすい大外を引いた。ハイペースでの追走に不安もあるが、是非押さえておきたい馬。

うーん軸が定まらない。
△ビーナスライン
△テイクオーバーターゲット
△ベンバウン
△チアフルスマイル
注シーイズトウショウ