便乗商法

頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書)

頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書)

何を今更、というほどのベストセラーだが今回は見出しの通り、この本そのものよりも、それに乗っかった本について。
この本が売れてから、あちこちで「頭の(が)いい人〜」といったタイトルの本を見かける。中にはなかなか面白いタイトルの本もあるが、まぁ大半は別に「頭のいい人〜」というくだりは必要ないだろ、というものである。そもそも「頭がいい」の定義が本によって全く違う。この手の本を立て続けに読むと分かるが、「頭がいい人」って結局どういう人のことなの?という、本筋とはあまり関係のない疑問が出て来て、なんかすっきりしない読後感。人によって「頭がいい」人の像はまちまちで、またそれが当然なのに、こんな余計なタイトルのせいでその像がぐらつくぐらつく。価値観揺さ振られまくり。まぁ結論、>まぎらわしいタイトルつけて便乗商法すんな!ウゼぇしみっともねぇしなんか哀れやし。つーかs(ry

蛇足

オレの中での頭のいい人像ってのは機知に富んだ人だ。以下は2ちゃんねるの「ゲームの理不尽な点を強引に解釈するスレ」からの引用。
問)ゲームの世界では、宇宙人や異世界の住人まで日本語を話すんですけど、
どうしてでしょうか?
答)その世界にはバベルの塔がなかったから

これは余りにもよく出来たネ申 回答。オレも初めて見た時は感動した。こういうウィットに富んだことをサラッと言える奴っていうのが、オレの中での「頭のいい人」だ。
以上、蛇足でしたー。